仕事人生のフィナーレをパルコと一緒に
株式会社トーマネ
木原 宏
商業施設の空間デザインや店舗づくりを手がける「株式会社トーマネ」に30年以上勤務。トーマネは、店舗の内装工事から販売促進業務まで、商業スペースの総合的なプロデュースを行う企業であり、2年前に松本パルコ担当に赴任。与えられたタスク以上に、どのような付加価値をつけるかにこだわり、空間づくりのプロフェッショナルとして裏方としてパルコを支えている。
仕事人生のフィナーレをパルコと一緒に
あなたにとっての松本PARCOとは?
あなたにとっての松本PARCOとは?
仕事人生の最後にぴったりの場所だと思います。松本には2年前に赴任し、パルコの担当になったのは1年前と比較的最近のことです。しかし、トーマネは松本パルコのオープン当初から関わりがあったため、閉店を迎えることは非常に名残惜しいですね。松本パルコにお声がけいただいた際、2月の閉店が決まっていることは承知していました。それでも担当を引き受けたのですが、私自身が6月に定年を迎えることもあり、共にフィナーレを迎えられることに何かしらの縁を感じたからです。最後にパルコさんの担当として仕事に携わることができ、大変嬉しく思っています。
あなたにとっての松本の街とは?
あなたにとっての松本の街とは?
人や土地の魅力が詰まっていると思います。何年か前に一度観光で来たことはあったのですが、改めて松本に住んでみると知らなかった部分や、面白い部分が見えてきますね。山がきれいだとか、なんでこんなに冬が寒いんだろうとか、他の人にとっては当たり前かもしれないけどとても新鮮な気分です。松本に来て感心したのは、車を運転していて横断歩道で歩行者に道を譲った後に挨拶してくれる人が多いことですね。非常に県民性を感じます。
2025年2月までの想いを教えて下さい
2025年2月までの想いを教えて下さい
この商売も長いので、閉店するお店もかなり経験してきました。やはり寂しさはありますが、それ以上に最後まで一緒に盛り上げたい楽しさの方が強いですね。2月まで様々な仕掛けを作るので、皆さんにはぜひ来て見て頂きたいですね。パルコはもうすぐ閉店して無くなってしまいますが、年を取ると、あの商品パルコで買ったなとか、後で思い出したらいい思い出ばかりなんですよ。なのでお買い物だけじゃなくて、思い出作りでもいろんな方に来ていただきたいですね。